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シカゴではチームの誰かが目を覚ましたばかり、ヨーロッパでは誰かがランチを終えたばかり、そして日本では就寝時間——そんな状況で会議をリードすることを想像してみてください。これが、私が日本での駐在中に取り組んできたグローバルチームのリーダーシップにおける日常です。日々挑戦的で、そして非常にやりがいのある経験をしてきました。私はアメリカ人女性として日本で生活し働きながら、アメリカ、ヨーロッパ、中国、東南アジア、日本をまたぐチームを率いる中で、文化の違いや時差による課題、そして国境を越えたコラボレーションの複雑さを肌で感じてきました。その中で、時には苦労しながらも、多くの教訓を得ることができました。その紆余曲折の旅路の中で私が学んだ教訓の一部をご紹介します。

Observing first and acting later

観察してから行動する

私が学んだ最も重要な教訓の1つは、すぐに何かを変えようとするのではなく、一度立ち止まり、耳を傾け、理解することです。日本に到着した当初、私はすぐに成果を出さなければならないというプレッシャーを強く感じていました。駐在員としての任務には、高い期待が伴います。

しかし、アメリカで成功していた戦略は必ずしも日本では通用しない、ということをすぐに悟ることになりました。日本の文化は独特で、多くのアプローチがアメリカとは真逆の方向性を持っています。それでも、私が日本で気に入っている文化の1つは、日々のやり取りに深く織り込まれた「敬意」の態度です。例えば、「お疲れさまでした」というフレーズは、相手の努力を称える言葉としてよく使われます。英語に直接的な対応語はありませんが、相互の敬意と感謝を伝える表現です。このような文化的な特徴を受け入れていくことは、組織の中で信頼を築き、協力を仰いでいく上で非常に重要でした。日本語が流暢ではない私でも、このフレーズを使うような小さな努力を重ねていくことが、文化間のギャップを埋めていく上で大きな力となりました。

画像: 観察してから行動する

Being flexible

柔軟性を持つ

複数のタイムゾーンにまたがるチームを率いるには、全員にとって完璧な時間帯というものがほとんど存在しません。そのため、柔軟で創造的な対応が求められます。例えば、1対1の会議をスケジュールする際は時間をローテーションさせ、誰かが常に深夜や早朝に対応する必要がないようにしています。私自身、日本時間の深夜に会議を行うこともよくあり、米国に拠点を置くチームメンバーが毎回夜の時間帯に犠牲にならなくても済むようにしています。このような配慮は、全員の事情を考慮しながらバランスを取る必要があり、継続的な調整を必要とします。

また、コミュニケーションの障壁を克服する上でテクノロジーは重要な役割を果たしてきました。DeepLやMicrosoft Teamsの自動翻訳機能のようなツールは、リアルタイムの会話を円滑に進めるのに役立っています。これらのツールは完璧ではありませんが、大きな違いを生み出しました。また、日本の同僚たちが英語でコミュニケーションを取る努力をしてくれることに非常に感謝しています。彼らの適応しようという姿勢は、グローバルチームでの相互尊重と協力の重要性を改めて教えてくれます。

画像: 柔軟性を持つ

Creating an inclusive culture

インクルーシブな文化を築く

文化を超えたチームをまとめるには、ツールや戦略以上に、包摂性と好奇心のマインドセットが必要です。日立産機システムグループでは、多様性、公正性、インクルージョン(DEI)への取り組みにより、この環境が育まれています。DEIは組織のトップの取り組みによる影響が大きく、当社のCEOをはじめとしたリーダー層は、全員の声が尊重される職場を作ることに強く賛同しています。

このDEIへの取り組みは、各個人が自分の視点を共有し、お互いから学び合うということを促進していく上で重要な役割を果たしています。異なる視点を重視することで、私たちは創造性と革新性を持って課題に取り組むことができました。例えば、グローバルな取り組みであるブランド戦略やコーポレートWebサイトのリニューアルは、異なる文化的背景からのアイデアが、これまで考えもしなかった解決策を導き出すことができる、ということを示してくれました。

Top advice for new expat leaders

これから駐在リーダーになる方へのアドバイス

もし今後駐在リーダーになる方へ1つだけアドバイスをするならば、それは「現地に到着する前までに文化について学んでおくこと」です。私が着任のため日本に着いたとき、それが初めての訪問だったわけですが、文化的な教訓を受けることになったのはまさに到着後のことでした。今振り返れば、このプロセスを事前に始めておくべきだったと思います。文化的な規範や慣習を事前に理解しておくことで、スムーズに適応し、より早く人間関係を築くことができます。

現地に着いたらまず周囲に耳を傾け、観察する時間を確保してください。会社や地域に長くいる同僚から洞察を得ることもお勧めします。変化のための変化は避け、既存の慣行の背後にある「理由」を理解してから新しいものごとを取り入れてください。

画像: これから駐在リーダーになる方へのアドバイス

Turning challenges into strengths

課題を強みに変える

グローバルチームを率いることには課題が伴いますが、それは同時に成長と革新の素晴らしい機会でもあります。文化の違いを受け入れ、柔軟性を持ち、包括性を育むことでこれらの課題の多くを克服してきたことは、私にとって今や強みとなっています。

この経験を通じて、私はリーダーとして成長し、成功を支える多様性への感謝の気持ちを深めることができました。グローバルリーダーとして、多様性を最大の強みに変え、革新し、適応し、繁栄するチームを作り上げていきましょう。

画像: グローバルチームを成功に導くための秘訣

Stephanie Roberts

株式会社日立産機システム
Global Communication部 担当本部長

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